Chise Botは、Discordサーバーのチャンネル管理を簡単・安全に行うためのボットです。「ポータル」機能でメンバーのアクセス管理を効率化し、サーバーを整理された状態に保ちます。
Chiseの主な機能
- ポータル機能: プライベートチャンネルへの入口となるポータルを作成し、チャンネルの可視性を管理
- チャンネル作成・編集権限管理: サーバー内でチャンネルを作成・編集できるユーザーを制限
- 一時管理者権限: 特定のユーザーに一時的に管理者権限を付与
- カテゴリアーカイブ: 不要になったカテゴリをポータル化して非表示にすることで、チャンネルを整理できます
ポータル機能について
ポータルとは
ポータルは、プライベートチャンネルやカテゴリへの「入口」です。通常のDiscordでは全ての公開チャンネルが表示されてしまいますが、ポータルを使えばメンバーは自分で参加するチャンネルを選べます。これにより、サーバー内に多数のチャンネルやカテゴリを作りながらも、整理された状態を保つことができます。

ポータルのメリット
- チャンネルの整理: 必要なチャンネルだけを表示し、情報過多を防ぎます
- アクセス管理の簡素化: ボタン一つでチャンネルへの参加・離脱が可能
Chiseの導入手順
1. Botの招待
「メッセージ履歴を読む」権限について、ポータルが discord の「他人のメッセージを削除」操作もしくは「埋め込みを削除」操作で消された場合、どのポータルが削除されたのか検出するために必要です。なお「メッセージ履歴」権限があっても、message_content インテントが無いため、Chise Bot 以外のメッセージは読めません。
なお、一部の権限を Bot に与えなかった場合、一部コマンドで不具合が発生する可能性がありますが、そのコマンドを使用しない場合は動作します。
2. 作成・編集権限ロールの設定
ポータルチャンネルや、通常のチャンネル、カテゴリを作成したり、チャンネル名の編集などが行えるロールを設定します。
/set_create_and_edit_role add @ロール名と送信
Discord は、Bot が提供する各コマンドについて、それぞれ使用できるユーザーやロール、チャンネルの設定を Bot のデフォルトから変更して使用することができます。
Chise Bot の各コマンドは、デフォルトでそのユーザーが使用できる操作と同じ権限で設定されています。
作成・編集系の権限に限定してユーザーに使わせるケースが多いですが、Chise Bot は分離された作成・編集系コマンドがいくつかあります(詳細は全コマンドページ)。
それぞれのコマンドに権限を再設定するのは手間がかかるので、作成・編集権限ロールを設定することで一括で指定することができます。
デフォルトでは作成・編集権限ロールは設定されていません。例えばロールとして「@everyone」を指定すると、全員が使用することができます。
3. ポータル利用開始のおすすめ初期設定
- ポータル用のチャンネルの作成(任意)
と送信/create_public_text ポータル
4. 一時管理者権限(/sudo)の初期設定
Bot を右クリック→sudo設定
設定画面が表示されたら、以下の項目を設定します:
/sudoコマンドを使用できるロール(例:モデレーター)- 一時的に付与する管理者ロール(例:一時管理者)
- ロールの有効期間(1分~8時間)
この設定により、特定のメンバーが必要な時だけ一時的に管理者権限を使用できるようになり、通常時は誤操作を防げます。
💡「使用者のロール」を「一時的に付与する管理者ロール」の下に配置することで、
/sudoコマンドを使用することで「使用者のロール」自体のメンバーの編集をすることができます。これを許さない場合は、「使用者のロール」をより上に配置します。
5. サブスクリプションの開始
Chise Bot を招待すると、Free プランで動作します。/payment コマンドで Stripe の支払いページを開き、支払いを行うことで、有料機能が開放されます。
/paymentと送信- 現在のプランと有効期限、プラン変更のリンクが表示されます
- プラン変更のリンクから Stripe ページを開き、決済を行います。
ポータルの作成
ポータル用チャンネルに移動
プライベートチャンネルを作成
/create 新しいチャンネル名必要に応じてメンバーを招待
/invite @ユーザー名
よくある質問
基本的な質問
Q: Chise Bot は無料で使えますか?
A: 体験版的な機能は無料で利用できますが、基本は有料です。しかし、一番安いプランでも十分実用的に利用できます。詳しくはプランページをご確認ください。学生団体・教育機関向けのアカデミックプランもご用意しています。
Q: Bot が使用する権限は何ですか?
A: Chise Botは以下の権限を使用します:
- チャンネルの管理
- ロールの管理
- メッセージを送信
- 埋め込みリンク
- メッセージ履歴を読む
ポータルの装飾されたメッセージのことを Discord 用語で「埋め込み」と呼びます。
ポータルが discord の「他人のメッセージを削除」操作もしくは「埋め込みを削除」操作で消された場合、どのポータルが削除されたのか検出するために「メッセージ履歴を読む」権限が必要です。なお「メッセージ履歴」権限があっても、message_content インテントが無いため、Chise Bot 以外のメッセージは読めません。
Q: Bot はサーバー内のメッセージを読み取りますか?
A: いいえ、Chise Botは message_content インテントなどを要求しないため、そもそもサーバー内のメッセージやり取りを、Bot へのメンションを除き一切取得できません。必要最低限の権限で動作します。
権限と管理について
Q: ポータルを作成できるユーザーを制限するにはどうすればいいですか?
A: デフォルトで、チャンネルを作成できるユーザーしか作成することができません。/set_create_and_edit_role add @ロール名 コマンドを使用して、ポータルを作成・編集できるロールを設定できます。例えば /set_create_and_edit_role add @everyone のようにロールや @everyone を指定すると、使用できるユーザーを増やせます。この管理コマンドを使用するには、サーバー管理権限(Bot を招待できる権限とおなじもの)が必要です。
Q: Chise の特定のコマンドは使わせたくないです。特定のチャンネルでのみ使用を許可したいです。
A: サーバー設定 → 連携サービス → Chise の 管理 から、各コマンドを使用できるユーザー・ロールや、使用を許可するチャンネルが選べます。
Q: サーバーの管理者権限を持っていると、全てのチャンネルが強制的に閲覧できてしまいます。どうすれば。
A: Discord の仕様です。サーバーオーナー(金冠アイコンの付いた人)も自動で管理者権限が付きます。お手数ですがサーバーオーナーを普段使いしない別のアカウントに移し、権限が必要なときは /sudo コマンドで昇格しての使用が、誤操作対策にもなりおすすめです。
ポータル機能について
Q: ポータルはどのように作成しますか?
A: /create [チャンネル名] コマンドを使用して、新しいプライベートチャンネルとポータルを作成できます。既存のチャンネルをポータル管理化する場合も同じコマンドを使用します。
Q: ポータルが流れてしまった場合はどうすればいいですか?
A: /regene コマンドを使用すると、チャンネル内の全てのポータルを再生成できます。個別のポータルを再生成したい場合は、ポータルメッセージを右クリックして「このポータルを再生成」を選択してください。
Q: ポータルから参加できるユーザー数に制限はありますか?
A: はい、プランによって一つのポータルに参加できるユーザー数に制限があります。詳しくはプランページをご確認ください。
トラブルシューティング
Q: コマンドが動作しません。どうすればいいですか?
A: 以下をご確認ください:
- Botに必要な権限が付与されているか
- コマンドを使用するための適切な権限を持っているか
- Botがオンラインであるか(メンバーリストに表示されている Chise Bot の右下に、緑色の丸が表示されているか)
問題が解決しない場合は、お問い合わせページからサポートにご連絡ください。
Q: Botが応答しない場合はどうすればいいですか?
A: Discordのサーバー状態やBot自体のメンテナンスが原因かもしれません。しばらく待ってから再試行してください。問題が続く場合は、お問い合わせページからサポートにご連絡ください。
プランと支払いについて
Q: プランはいつでも変更できますか?
A: はい、いつでもプランを変更できます。アップグレードの場合は即時反映され、ダウングレードの場合は現在の請求期間の終了時に反映されます。
Q: 支払い方法は何がありますか?
A: クレジットカード(Visa、Mastercard、JCB、American Express)、Google Pay、またはApple Payでお支払いいただけます。
詳細な使い方
より詳しい使い方については、コマンド一覧をご参照ください。